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『のんのんびより』が「日常系」だなんて

『のんのんびより』はご存知の方も多いと思うが、農村を舞台にした美少女コメディーである。旭丘分校という全校生徒4名の田舎の学校に、一条蛍という早熟な少女が、東京から転校してくる。蛍のほか、小学1年生のれんげ(れんちょん)・中学生の小鞠・夏海の姉妹を中心に、田舎の1年の四季が描かれる。

映像面でおれが印象に残ったのは、「川」と「動物」の描写だ。やけに川がキラキラしている。川のきらめきが妙に印象に残るアニメだ。そして動物の描き方がやけにリアル。あきらかに作り手のほうが、動物の存在を強調している。

声優面では、小岩井ことり(れんちょん)と村川梨衣(蛍)の代表的な作品となった。小岩井の演技については今更いうこともないと思う。注目すべきは村川だ。実は『ビビッドレッド・オペレーション』の頃から、村川梨衣は伸びる伸びると各所に吹聴していた。まぁそれは言い過ぎだが、村川はおれのお得意様声優になったのである。


『のんのんびより』の特徴は、この手のアニメとしては破格の質の高さだ。結局それにつきてしまう。質の高さに--。前の記事で、序盤のスタッフのエネルギーに圧倒されて疲れてしまった、みたいな話をしたが、『ゆゆ式』『きんいろモザイク』といった芳文社系の日常コメディーとは、あきらかに作る体制が違う。番組のつくりが違う。作品のつくりが違う。アニメの質が違う。

それで、結局おれは、「このアニメは『日常系』ではない」という結論に至った。そもそも「日常系」という概念の定義が怪しいのだが、一部では「GJ部→ゆゆ式→きんいろモザイク→のんのんびより」で日常系のローテーションになっている、みたいな言説が観られた。
とんでもない誤解である。わずかに『ゆゆ式』と『きんいろモザイク』が同出版社の作品であるという点に関連性が見られるぐらいで、『GJ部』・『ゆゆ式』・『きんいろモザイク』・『のんのんびより』の4作品につながりは、ない。日常系の数珠つなぎなどはまやかしである。
どうか、「GJ部→ゆゆ式→きんいろモザイク→のんのんびより」が日常系黄金ローテだなんて考えを滅却してもらいたい。線ではない。点だ。4作品おのおの、つくりが違いすぎる。とくに『のんのんびより』は、かなりその他3作品とは位相が異なる。繰り返すが、日常系の数珠つなぎなどはまやかしである。そもそも「日常系」なる概念がまやかしである可能性が高いのだが・・・・・・。

第1回の冒頭。
まず青空と雲の描写から始まり、電線が描かれる。そして田んぼ、川。れんちょんが野道を歩いている。田舎にはつきものの、交通安全用の子供の標識。越谷家の描写。引っ越してくる一条家。小鳥の精密な描写。線路。朝靄。2分20秒近く一切セリフはない。れんちょんが吹くリコーダーの音色だけが響き渡る。
文字にしてしまうと、感覚は伝わりにくくなるのだが、第1回アバンの描写は恐ろしく「精密」である。風景の短いカットを積み重ねる演出は、第10回や最終回など各所で観られる。そのカットのひとつひとつが、おそろしく「精密」なのだ。こういう演出が主張したアニメを、十把一絡げに「日常系」に括っていいものだろうか??
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