スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『アリス探偵局』

このアニメ番組は、『天才てれびくん』という教育テレビの帯番組内で放映された。『天才てれびくん』はどんな番組だったかというと、ご存じの方も多いかもしれないが、「てれび戦士」という子役タレントが、様々なことにチャレンジしたり、歌を歌ったり、ドラマやコントをやったりするという番組だった、はずである。

完全に”記憶モード”で今回は書いているが、『天才てれびくんワイド』が『天才てれびくんMAX』(だっけ?)に番組名が変わる頃に、おれはこの番組を観なくなっていったはずだ。それはどうでもいいとして、『アリス探偵局』という枠内帯アニメは、『天てれ』という番組が性格を変えていく前の、「無印」『天才てれびくん』時代(1995年度)の作品であった。

肝心なのは、このアニメが全国で観られたアニメだということだ。教育テレビは全国どこでも観られる。しかも『天才てれびくん』は学校帰りの夕方平日枠。とくに過疎地域に住む子供にとっては、『スレイヤーズ』や『新世紀エヴァンゲリオン』が平日18時台に、『天才てれびくん』の真裏で放映されているという意識がなかったはずだ。

アニメには地域間格差がある。それどころかおれは、原作者や声優にも地域間格差があると思っている。その点、教育テレビの夕方番組は、アニメ外の純粋な教育番組も含め、地域間格差を抜きにしてある程度は語れるのではないか、という自覚がある。

都会でテレビ東京の夕方枠アニメを観ていたり、あるいはこれも全国枠だが『衛星アニメ劇場』を観ていた層というのも確かにあると思うのだが、意外と都会出身の人間でも、「ああ、『アリス探偵局』ね」と反応することが多いような印象がある。

『エヴァンゲリオン』なんかよりも、教育テレビの平日夕方の『えいごであそぼ』や『ハッチポッチステーション』そして『天才てれびくん』が”リアル”だった、という世代もあるはずだと、おれは思っている。



さて、『アリス探偵局』の内容であるが、これも記憶をベースにして説明すると、「イナバくん」というウサギの少年、「アリス」という女の子、老探偵「江戸川写六」をメインキャラとして、殺人・流血以外のいわば「日常の謎」にカテゴライズされる事件を解いていくという題名通りの推理モノアニメであった。テレビの前の視聴者も、イナバくん達とともに謎を解いていく、視聴者参加型のつくりになっている(これはこの枠の伝統である)。ちなみに主人公はイナバくんである。

ここで驚かされるのは、殺人・流血以外ですべての事件を構成していたということだ。つまりミステリー小説において北村薫がムーブメントを起こした、「日常の謎」ジャンルの延長線上にあるのだ。『アリス探偵局』は『氷菓』(2012年)の15年以上も先を行っていたのだ。

あるいは、幼き頃『アリス探偵局』を観たり、はやみねかおるや松原秀行の児童文学を読んだりして、おれたちの世代が、「日常の謎」ジャンルに慣れていたおかげで、米澤穂信『古典部シリーズ』だったり、そのアニメ化作品『氷菓』を歓迎することができた、という流れなのかもしれないが。
ともかく、『アリス探偵局』は今一度、それとなく強調されるべき作品なのだと思う。
スポンサーサイト

テーマ : アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ばると(@barthes1980)

Author:ばると(@barthes1980)
僕に芸人根性を叩き込んでくれたのは「アニプレッション」組長のおはぎさんです。




自己紹介


アニプレッション


・このアニメが好きな人とは気が合う!

『カレイドスター』


『true tears』










にほんブログ村 アニメブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
にほんブログ村

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
アニメ・コミック
4438位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
アニメ
1708位
アクセスランキングを見る>>
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。